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EIA、2020年の世界の石油需要予想引き下げ 新型肺炎の影響で

発行済 2020-02-12 08:21
更新済 2020-02-12 08:24
EIA、2020年の世界の石油需要予想引き下げ 新型肺炎の影響で

[ニューヨーク 11日 ロイター] - 米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)は11日、中国での新型コロナウイルス感染拡大を受け、2020年の世界の石油需要予想を日量31万バレル下方修正した。

EIAは、2020年の石油需要を日量103万バレル増の1億0174万バレルとした。

EIA高官は「コロナウイルスの感染拡大を受けた渡航制限や、ウイルスに関連した中国経済の減速により石油需要は減少し、現在の供給混乱にも関わらず、原油価格は今年上期に1バレル60ドルを下回る水準で推移する」と説明した。

原油価格は今週に入り、13カ月ぶり安値をつけた。

EIAは、北半球の大半の地域で1月の気温が例年よりも高かったことも需要見通しを引き下げた理由のひとつだとしている。

2020年の米国の原油生産は日量96万バレル増加し、過去最高の1320万バレルになるとの見通しを示し、従来予想(106万バレル増)から下方修正した。21年の米原油生産予想は日量36万バレル増の1356万バレル。

米国の20年の石油需要は日量9万バレル増の2053万バレルと予想。従来予想は日量16万バレル増の2064万バレル。21年の米石油需要は日量18万バレル増の2071万バレル。従来予想は日量7万バレル増。

世界の石油供給予想は、石油輸出国機構(OPEC)が3月から5月にかけて原油生産を日量50万バレル引き下げることを踏まえていると説明。OPECの原油生産は2020年に平均で日量2890万バレルと予想。1カ月前に示した予想から30万バレル下方修正した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200211T232020+0000

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