[クアラルンプール 11日 ロイター] - 英国のラーブ外相は11日、アジア太平洋地域で積極的に貿易相手国を探すうえで、マレーシアと緊密に連携する意向を示した。
ラーブ氏はアジア太平洋地域4カ国の歴訪で最後の訪問国となるマレーシアで、「包括的および先進的な環太平洋連携協定(CPTPP)」は英国にとり「優先事項」だと述べた。
CPTPPは2018年末に発効し、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、日本、メキシコ、シンガポール、ベトナムが批准している。マレーシアも参加しているが、一部の条項が、現行の法律や政策に大きな影響が及ぶ可能性があるとの懸念から、まだ批准はしていない。
ラーブ氏は、CPTPPへのアクセスという点で英国は、マレーシアと可能な限り緊密に連携したいと述べた。「もちろん、批准に関してマレーシアがどのような決定を下すかをみるが、この地域のCPTPPはわれわれにとり明らかに優先事項だ」とコメントした。