[ロンドン 28日 ロイター] - ゴールドマン・サックスは28日、新型コロナウイルスの感染拡大により米連邦準備理事会(FRB)は6月までに75ベーシスポイント(bp)の利下げを実施するとの見方を示した。3月から合計3回の利下げが実施されるとしている。
ゴールドマンは「緩やかな利下げが大きな効果を発揮する公算は小さいが、大幅な利下げが実施されるとの観測が高まる中、FRBは市場に肩透かしを食らわせるようなことはしたくないだろう」とした。
次回の連邦公開市場委員会(FOMC)は3月17─18日。その後は4月28─29日と6月9─10日に開かれる。CMEグループのフェドウオッチによると、FRBが3月のFOMCで利下げを決定する確率は100%。利下げ幅については25bpは完全に織り込み済み。50bpの確率は27%となっている。
またゴールドマンは世界経済について、上半期は短期的に縮小する可能性があるとしながらも、今年の成長率は2%近辺になるとの見通しを示した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200228T180411+0000