[ロンドン 4日 ロイター] - プラチナの国際調査機関ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル(WPIC)は4日、2020年のプラチナ市場について、供給過多の状況が続くとの見通しを示した。自動車用のプラチナ需要は4年ぶりに回復するとみられているものの、投資需要の落ち込みを相殺するには至らないという。
WPICによると、2020年のプラチナの供給超過幅は11万9000オンスとなる見通し。19年は6万5000オンスだった。
コロナウイルス感染拡大による影響は含まれていない。WPICは数カ月以内の終息を見込んでいる。
プラチナは主にディーゼル自動車の排ガス浄化触媒に使用される。各国で自動車の排ガス規制が強化されていることがプラチナ需要の追い風となり、20年の自動車用需要は前年比4%増の301万オンスとなる見込み。
一方、投資需要は19年に119万オンスと急増したが、20年は63万3000オンスに減少するとみている。 OLJPTOPNEWS Reuters Japan Online Report Top News 20200304T055046+0000