[ジャカルタ 9日 ロイター] - インドネシアのスリ・ムルヤニ・インドラワティ財務相は9日、原油価格の急落が2020年度予算に与える影響を見極めていると述べた。
インドネシアは原油輸入が輸出を上回る純輸入国だが、一方で、石油・ガス産業は財政収入源でもある。
財務相は記者団に、原油価格の急落で輸入の名目価値が下がる可能性があり、どの程度原油安が続くかにもよるが政府歳入もある程度減少が見込まれると述べた。
景気低迷下の原油安は、一部の国にとってはプラスで景気刺激効果があるかもしれないが、「石油価格戦争」を巡る先行き不透明感は、資本流出を引き起こしているとの見方を示した。