[ロンドン 24日 ロイター] - BofAがEPFRのデータを基にまとめたリポートによると、今月22日までの1週間は、株式ファンドから資金が流出し、1264億ドルがキャッシュに流入した。
新型コロナウイルスの感染拡大で経済見通しが悪化し、安全資産への資金流入が加速した。
株式ファンドからは73億ドルが流出。新型コロナの感染拡大でも底堅かったのは、ヘルスケア株とIT株のみで、合計49億ドルが流入した。
ただ、米連邦準備理事会(FRB)が一部のジャンク債を買い入れる方針を示したことを受けて、ジャンク債ファンドにも43億ドルが流入した。
BofAは「FRBが買うものを買う」が新たなコンセンサスになっていると指摘した。
債券ファンドには107億ドルが流入した。
新興市場国株式ファンドからは74億ドルが流出。
BofAによると、ヘルスケア株とIT株は現在、世界の株式市場の42%を占めている。2006年はわずか24%だった。
エネルギー株と金融株は18%で、2006年の36%から低下している。
*内容を追加しました。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200424T102306+0000