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欧州市場サマリー(6日)

発行済 2009-07-07 05:48

     1533GMT       3日

ユーロ/ドル

ドル/円

ユーロ/円

              6日終値     前営業日終値

株 FT100 4194.91(‐41.37) 4236.28

  クセトラDAX     4651.82(‐56.39) 4708.21

金 現物午後値決め 924.5   932.50

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(9月限)  99.050 (+0.025)  0.505(0.494)

独連邦債2年物 1.224(1.245)

独連邦債10年物(9月限) 121.92 (+0.35) 3.303(3.337)

独連邦債30年物   4.090(4.126)

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 <為替> ドルと円が全般的に上昇。世界的な景気見通しをめぐる懸念の高まりを背景

にリスク許容度が低下し、安全資産とみられる両通貨が買われている。

 6月の米供給管理協会(ISM)非製造業総合指数は前月から改善したが、市場は反応

薄となっている。

 <株式> ロンドン株式市場は反落。原油・金属価格の下落を受けてエネルギー・鉱山

株が売られた。ただ、ディフェンシブ銘柄が買われ、下値を支えた。

 鉱山株では、ロンミンが8.5%安となったほか、エクストラータ

カザキミス、アングロ・アメリカン、BHPビリトン

5─7.5%値下がりした。

 リオ・ティントは7%安。2007年に買収した米アルカンの食品包装部門ア

ルカン・パッケージング・フード・アメリカスを、米食品包装ベミスに12億ド

ルで売却することで合意したと発表した。

 原油価格は一時64ドルを下回り5週間ぶり安値をつけた。これを受け石油株の売りが

優勢となった。BPは2.6%、ロイヤル・ダッチ・シェルは2.1%、

それぞれ値を下げた。ガスのBGグループは2%安。

 HSBCがシェルの投資判断を「オーバーウエート」から「ニュートラル」に引き下げ

たほか、BPやBGグループの目標株価を下方修正したことも石油セクターを圧迫した。

 リスク許容度の低下を背景に銀行株も安い。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド

(RBS)、バークレイズ、スタンダード・チャータード、H

SBC、ロイズ・バンキング・グループは0.5─2.9%値下がりし

た。

 一方、ディフェンシブ銘柄は堅調となった。消費財大手レキット・ベンキーザー

は2.5%高、ブリティッシュ・アメリカン・タバコと菓子・飲料大手キャドバ

リーは1.8%高。

 医薬品のアストラゼネカ、シャイア、グラクソ・スミスクラインは

0.9─1.1%値上がりした。

 欧州株式市場は3営業日続落。最近の欧米・中国の信頼感指数が示していた景気回復の

持続性をめぐる懸念が再燃した。 

 石油・ガス<.SXEP>、銀行<.SX7P>、資源<.SXPP>各セクターの下げが目立った。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は9.49ポイント(1.13%)安

の833.03。終値ベースでは5月13日以来の安値。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は32.60ポイント(1.37%)安

の2343.88。

 原油価格が3.5%超下落する中、石油のENIが2.7%安、BP

2.6%安、ロイヤル・ダッチ・シェルが2.1%安となった。

 鉱山株ではリオ・ティントが7%安、鉄鋼アルセロールミタル

4.7%安。

 DJSTOXX資源株指数<.SXPP>は5.2%安。ドルが上昇し、主要国の景気回復を

めぐる懸念が高まる中、銅相場は3%超下落し、2週間ぶり安値をつけた。

 金融株ではINGグループが4.5%安、ドイツ銀行が3.2%安、

アクサが3%安、ウニクレディトが2.9%安、ロイヤル・バンク

・オブ・スコットランド(RBS)が2.9%安。

 パリ再保険は逆行高。バミューダに拠点を置くパートナー再保険

20億ドルで同社を買収するとのうわさを好感し、14.5%高。

 ディフェンシブ株の医薬品<.SXDP>、通信<.SXKP>、食品・飲料<.SX3P>には買いが入っ

た。 

 ロシュは2.3%高、ボーダフォンは1.7%高、ブリティッシュ・

アメリカン・タバコは1.8%高。

 調査機関センティックスが発表した7月のユーロ圏投資家センチメント指数は予想外に

悪化した。6月までは3カ月連続で改善していた。

 世界銀行のゼーリック総裁は、世界経済の回復が近いと主要8カ国は想定すべきでない

と語った。総裁が主要国首脳会議(ラクイラ・サミット)のホスト国イタリアのベルルス

コーニ首相にあてた書簡で明らかになった。

 <ユーロ圏債券> 上昇し、独連邦債先物は7週間ぶり高値をつけた。企業決算シーズ

ンを控え警戒感が高まる中、株が売られ比較的低リスクの債券への需要が高まった。

 イングランド銀行(英中銀)が週間オペで、市場価格を超える価格で長期債買い入れを

余儀なくされたこともプラス材料となった。ただ、相場が主要なテクニカル水準を試し、

6月の米ISM非製造業総合指数が予想を上回ったことから、上値は重かった。

 週内に400億超ユーロの債券の利払いや償還が予定されているほか、目立った主要ユ

ーロ圏国債の入札がないことも相場を支えた。 

 ノルデアの首席アナリスト、ナイルズ・フロム氏は「全般的に一部リスク回避の動きが

ある。それに加え、多額の利払いがあり、大規模な資金が市場に戻ってくる」と指摘した。

 1615GMT時点で、独連邦債先物9月限は39ティック上昇し

121.96。一時、7週間ぶりの高値となる121.99をつけた。

 独連邦債2年債

一時、3月初旬以来の水準となる1.192%に低下した。

 同10年物

 ノムラの金利ストラテジスト、チャールズ・ダイベル氏は「10年物利回りが3.25

%での利食い売りを勧める。夏場に一段の流動性不安や銀行セクターのバランスシートを

めぐる懸念が生じた場合のみ、上昇が継続すると予想する」と述べた。

 この日発表の指標では、調査機関センティックスが発表した7月のユーロ圏投資家・ア

ナリスト信頼感指数は予想外に悪化した。6月までは3カ月連続で改善していた。 

 一方、6月米ISM非製造業総合指数(NMI)は47.0と、予想の46.0を上回

った。

              [東京 7日 ロイター]

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