[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米国時間の原油先物価格は約2%上昇した。国際エネルギー機関(IEA)は今年の石油需要見通しを引き上げたが、米国の新型コロナウイルス感染拡大が燃料需要の早期回復期待の重しになった。
またベーカー・ヒューズの発表によると、米国内の石油・天然ガス掘削リグ稼働数が10週連続で最低水準を更新し、これも支援材料になった。
清算値は北海ブレント先物 (LCOc1)が0.89ドル(2%)高の1バレル=43.24ドル。米WTI先物 (CLc1)は0.93ドル(2.4%)高の40.55ドル。
週間ではWTIがほぼ変わらず、北海ブレントは約1%高だった。
IEAは10日、2020年の石油需要見通しを日量9210万バレルとし、先月時点から同40万バレル引き上げた。第2・四半期の需要が予想ほど落ち込まなかったためという。