政府は、キャバクラなど接待を伴う飲食店が多数立地する大都市の歓楽街での新型コロナウイルス対策の議論を始めた。今夏の全国的な感染拡大はこうした地域が発生源になったとみており、次の流行に備えて効果的な感染防止策を早期に確立させる考えだ。15日に開かれた作業部会の初会合では、飲食店関係者へのPCR検査や相談体制の整備、感染増を早期に検知する方法などについて話し合った。作業部会は、新型コロナ感染症対策分科会の下に設置され、分科会メンバーで東京都立駒込病院の今村顕史感染症科部長が座長を務める。札幌市や東京都新宿区、福岡市といった全国有数の歓楽街を抱える自治体の担当者も参加している。