💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

スイス、CO2削減法否決 パリ協定の目標達成が困難に

発行済 2021-06-14 12:10
更新済 2021-06-14 12:19
© Reuters. スイスで13日、国民投票が実施され、気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」で掲げた二酸化炭素(CO2)排出量の削減目標達成を後押しする法など3つの環境保護提案が否決された。

[チューリヒ 13日 ロイター] - スイスで13日、国民投票が実施され、気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」で掲げた二酸化炭素(CO2)排出量の削減目標達成を後押しする法など3つの環境保護提案が否決された。

自動車燃料への追加課金や航空券への課税などCO2を削減するための方策が盛り込まれた法案は、反対票が51.6%に上り否決された。

これを受けてソマルーガ環境相は、2030年のCO2排出水準を1990年比で半減させ、50年までにCO2排出を全体としてゼロにする「カーボン​ニュートラル」の達成が困難になったと指摘。

© Reuters. スイスで13日、国民投票が実施され、気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」で掲げた二酸化炭素(CO2)排出量の削減目標達成を後押しする法など3つの環境保護提案が否決された。(2021年 ロイター/Arnd Wiegmann)

「ここ数週間の議論で多くの人は環境保護強化を望んでいるものの、この法律を通じてではないことが分かった」と記者会見で述べ、今後は燃料輸入業者に対して温暖化対策事業への投資を義務付けるといった策を強化し、温暖化対策で国民との新たなコンセンサスを模索すると説明した。

国民投票では、人工農薬を全面的に禁止する案と化学物質を使わない農家に補助金を出す案も否決された。

人工農薬の使用を巡っては、健康へのリスクを理由に禁止すべきだとの声がある一方で、禁止すれば食品価格が値上がりして国内の食品加工業界の雇用が奪われ、食料の海外依存度が高まるとして反対する声が出ている。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます