[ドバイ 4日 ロイター] - アラブ首長国連邦(UAE)は4日、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の主要産油国でつくる「OPECプラス」の協調減産について、8月以降の減産規模縮小は支持するものの、協調減産を2022年4月以降も継続すべきかについては、決定を別の会合に先送りすることを示唆した。国営通信WAMが報じた。
OPECプラスは2日、8月以降の協調減産を協議したが、UAEが協定の一部について難色を示したため、合意に至らなかった。5日に協議を再開する。
WAMによると、エネルギー省は声明で、市場が増産を切実に必要としているとし、8月以降の増産を支持。ただ、減産の基準となる原油生産量を見直し、全当事者にとって公平であることを確認することを求めているとした。
また、「UAEと産油国は生産能力を高めるため多大の投資を行っており、協定が延長された場合、もしくはされた時には、時代遅れの18年10月の生産基準ではなく、実際の生産能力を反映すべきだと考えている」としている。