[ロンドン 19日 ロイター] - 中国の気候変動担当特使の解振華氏は19日、中国は気候変動問題への取り組みを非常に重要だと考えているとする一方で、習近平国家主席が国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)サミットに出席するかどうかについては、いずれ発表されるとかわした。
解氏は、習国家主席がCOP26会合に対面かオンライン形式で出席、あるいは欠席するかとのロイターの質問に「外務省からの情報を待つ必要がある。外務省が発表する」と述べた。
解氏は、ビデオ会議で通訳を通じ、COP26は非常に重要で中国はCOP26の成功に向け努力していると発言。
中国は国際社会と協力して気候変動の進行を遅らせたいと考えており、2060年までの炭素中立の達成へ最大限努力する方針だとした。
その上で、先進国は約束を果たすべきだと指摘した。
生態環境省の趙英民次官は、COP26のリーダーたちは「空疎なスローガン」を避けるべきとし、途上国向けの気候問題での進展を期待すると述べた。