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原油先物は反落、ドル高で 週間ではほぼ横ばい

発行済 2021-11-12 12:13
更新済 2021-11-12 12:19
© Reuters.  12日の原油先物は下落。米利上げが前倒しされるとの見方からドルが引き続き上昇する中、前営業日の上げ幅を打ち消している。テキサス州で2019年11月撮影(2021年 ロイ

[メルボルン 12日 ロイター] - 12日の原油先物は下落。米利上げが前倒しされるとの見方からドルが引き続き上昇する中、前営業日の上げ幅を打ち消している。

0128GMT(日本時間午前10時28分)時点で、米WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物は0.26ドル(0.3%)安の1バレル=81.33ドル。11日は0.25ドル高だった。

北海ブレント原油先物は0.25ドル(0.3%)安の82.62ドル。11日の上昇分を打ち消している。

© Reuters.  12日の原油先物は下落。米利上げが前倒しされるとの見方からドルが引き続き上昇する中、前営業日の上げ幅を打ち消している。テキサス州で2019年11月撮影(2021年 ロイター/Angus Mordant)

ともに週間ではほぼ変わらずとなっている。今週は不安定な相場だった。ウエストパックのシニアエコノミスト、ジャスティン・スマーク氏は「市場は見事な均衡状態にある」と述べた。

市場では供給がタイトになる一方、同氏によると、より大きな問題は需要動向の変化。空運業界が急速に上向く中、需要サイドには前向きな兆候があるものの、金融・財政政策の引き締めなどが需要を抑えそうだ。

石油輸出国機構(OPEC)は11日に発表した月報で、2021年第4・四半期の石油需要見通しを下方修正した。エネルギー価格の高騰が新型コロナウイルス危機からの回復を妨げ、石油使用量がパンデミック(世界的な大流行)以前の水準に戻るのは2022年以降にずれ込むとしている。

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