[オスロ 18日 ロイター] - ノルウェーの石油・ガス企業が過去3カ月で2022年投資予想を上方修正したことが、同国統計局が18日発表した調査で分かった。政府の税優遇措置が背景にある。
調査によると、来年の投資見通しは1544億ノルウェークローネ(176億ドル)。8月時点は1420億クローネだった。
今年の投資は1823億クローネの見込みで、8月時点の1815億クローネから引き上げられた。
統計局は、調査は来年の投資が今年に比べてより減ることを示すが、各社が新たな計画を策定するに伴い増えるとの見方を示した。
ノルウェー議会は昨年、石油・ガス投資の促進に向けた一時的な税優遇措置を可決した。
先月発足した中道左派政権は、主力産業の石油業界振興政策を踏襲する方針を示している。
税優遇措置を受けるには、22年末までに事業を承認する必要がある。ハンデルスバンケン・キャピタル・マーケッツは、23年の投資は2桁の伸びになると予想した。