[ロンドン/モスクワ 24日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」関係筋は24日、原油増産を一時停止する協議は今のところ行っていないと述べた。
米国は23日、石油価格の抑制に向け、日本や中国、インド、韓国、英国と協調して戦略石油備蓄を放出すると発表した。
一方、OPECプラスは以前から、世界は間もなく新たな供給過剰に直面すると主張している。
複数のアナリストは、米など主要消費国が在庫を放出した場合、OPECは増産を一時停止する可能性があるとみている。
米紙ウォールストリート・ジャーナルは24日、サウジアラビアとロシアがそうした動きを検討していると報じた。一方、アラブ首長国連邦とクウェートは、一時停止の必要があるとは考えていないという。
OPECプラスは12月2日に会合を開く。