💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

森林火災のCO2排出量、シベリアなどで過去最大=EU機関

発行済 2021-12-07 11:30
更新済 2021-12-07 13:45
© Reuters. 欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」は6日、今年はシベリアや米国、トルコなどで発生した森林火災による二酸化炭素排出量が過去最大となったと報告した

[ブリュッセル 6日 ロイター] - 欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」は6日、今年はシベリアや米国、トルコなどで発生した森林火災による二酸化炭素排出量が過去最大となったと報告した。気候変動が異常な猛火につながったという。

報告によると、今年森林火災で発生した世界の二酸化炭素排出量は17億6000万トン。これは、ドイツの年間排出量の2倍以上となる。

特にシベリアのヤクーツク地域、トルコ、チュニジア、米国西部など最も被害が深刻だった地域の一部では、1─11月としては2003年の統計開始以来最大の排出量を記録した。

コペルニクスの上級科学者マーク・パリントン氏は、「広範囲な地域で、より激しく長期の森林火災が発生している。気候変動による地域的な乾燥と気温上昇が進み、発火性と植生燃焼のリスクが高まっている」と述べた。

© Reuters. 欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」は6日、今年はシベリアや米国、トルコなどで発生した森林火災による二酸化炭素排出量が過去最大となったと報告した。2020年8月、ロシアのオムスクで撮影(2021年 ロイター/Alexey Malgavk)

全世界の火災による二酸化炭素排出量は過去最大となっていないが、コペルニクスは気候変動の影響が表れるにつれ排出量は増加する公算が大きいという見解を示した。

シベリア北東部のヤクーツクでは、夏季の火災による二酸化炭素排出量が03年以来最大を記録。シベリア西部では「多数の」火災が発生し、排出量が03─21年の平均を大きく上回った。

北米では、カナダ、米カリフォルニア州、米太平洋岸北西部から約8300万トンの二酸化炭素が排出された。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます