[ロンドン 7日 ロイター] - 英蘭系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルは70億ドル規模の自社株買いについて「着実に」実施する方針を示した。
シェルは昨年、米パーミアンのシェール資産を米石油大手コノコフィリップスに現金約95億ドルで売却し、このうち70億ドルを株主に還元すると発表した。
「売却収入の残りの55億ドルは自社株買いの形で着実に分配する」と表明した。
昨年第4・四半期は、天然ガスの生産と液化がオーストラリアを中心とする予定外のメンテナンスによる影響を受けたと指摘した。天然ガスの液化量は770万─830万トンになる見込みとした。2019年第4・四半期のピークである920万トンを大きく下回る。
第4・四半期の液化天然ガス(LNG)の取引は、前期比で「大幅な増加」としている。
マーケティング部門は利益は前期比で減少したもよう。新型コロナウイルスのオミクロン株による需要への影響とトルコでの為替の影響を理由に挙げた。