[ブリュッセル 1日 ロイター] - 欧州委員会のミンダウガス・シンケビチュウス委員(環境担当)は、2月28日からナイロビで開催される第5回国連環境総会(UNEA5.2)に先立ち、化石燃料を原材料とするプラスチックの削減を進めることは気候変動対策に不可欠との見解を示した。総会では、世界初のプラごみ対策条約締結に向けた話し合いが行われる。
同委員はロイターとのインタビューで、「最大の議題はプラスチック生産における石油使用。2050年の脱炭素目標を達成するには、化石燃料使用の着実な削減が明らかに必須となる。大きな分野の一つがプラスチックだ」と述べた。
未使用プラスチック生産の規制は、条約において「間違いなく重要な部分になる」とする一方、拘束力を持つ規則と持たない規則がどう合意されるかまだ不明と指摘。「私は拘束力のある措置をより信頼しているが、もちろん海外のパートナーの意見を効かなければならない」と述べた。