[3日 ロイター] - 米石油大手コノコ・フィリップスが3日発表した2021年第4・四半期決算は、利益が市場予想を上回った。株主還元の予定額を引き上げると同時に、原油相場が過熱している可能性を指摘した。
調整後1株利益は2.27ドルと、リフィニティブがまとめたアナリスト予想の2.20ドルを上回った。
株主還元額は80億ドルに引き上げた。増額分は主に自社株買いと配当で実施する。
ライアン・ランス最高経営責任者(CEO)は足元の原油高について、米石油開発会社が拙速に生産を拡大し、供給過多を招く可能性があると警告した。
同社は過去2年間で大型買収を2件実施している。第4・四半期の中核的石油・ガス生産量は石油換算で日量160万バレルとなり、前年比で42万3000バレル増えた。