[東京 8日 ロイター] - 萩生田光一経済産業相は8日の閣議後会見で、ガソリンなどの価格上昇を抑制するために行っている元売り各社への補助金の1リットル当たり5円の上限について「現時点で引き上げる考えはない」と、従来の見解を繰り返した。
また、岸田文雄首相からは、原油価格高騰に対して、政府として国民生活や経済活動への影響を最小化すべく「先手、先手で機動的に対応するため」ガソリン補助金の効果検証とさらなる対応策の検討を行うように指示があったことを明らかにした。
経産省としては、ガソリン補助金の効果検証を行うとともに、原油価格の高騰がどの程度長期化するかを見極めながら「何が効果的な対策か不断の検討を行う」とした。