[アデン 13日 ロイター] - 内戦が続くイエメンで、サウジアラビア主導の連合軍は、親イラン武装組織フーシ派のドローン(無人機)管制システムを爆破した。サウジ国営テレビが14日に伝えた。連合軍は事前に、イエメン首都・サヌアにある省庁の文民職員に緊急退避を要請していた。
住民らの話によると、サヌア北部の情報通信省の近くにある人工衛星管制施設が爆破された。
フーシ派傘下のテレビ局・アルマシラは14日、連合軍が情報通信省を攻撃したと報じた。被害に関する情報はなかった。
連合軍は、フーシ派が庁舎を使って「敵対的作戦」を展開していると指摘し、これに対応し、サウジのアブハにある国際空港への先週の攻撃に関連のある施設が破壊されると警告した。
アブハの空港への攻撃にはドローンが使われ、12人が負傷した。
フーシ派は、サウジにドローンやミサイルによる攻撃を仕掛けてきた。今年に入ってからはアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビにミサイルを発射しており、連合軍は空爆で報復した。