[北京 13日 ロイター] - 中国の胡春華副首相は、山東省で開かれた春の農業生産に関する会議で、大豆の生産拡大を呼び掛けた。国営の新華社が13日に報じた。
作付け面積を安定させることや農地の保護を強化することも強調し、中央政府の指導部がこれまでに打ち出した政策に改めて言及した。
中国の政策当局者らは昨年末の年次会議で、今年に穀物生産を安定化させ、油糧種子の生産を拡大するよう呼び掛けていた。
胡副首相は大豆の作付け面積をどのように拡大するかについて詳細には言及しなかった。
農業農村省は先月公表した作物栽培に関する5カ年計画(21─25年)で、大豆の耕地面積を拡大し、大豆生産を2025年末までに年間約2300万トンと現行水準から40%増やす方針を示した。
李克強首相は同じ会議で、小麦など夏の穀物の豊作を再び目指し、田畑の優れた管理や病害虫予防を促した。
李氏は冬の小麦の収穫について、現時点では比較的不調だとの見解を示した。