[ブリュッセル 21日 ロイター] - 欧州連合(EU)は今週、ウクライナに侵攻したロシアに対し原油禁輸措置を発動するか検討する。
ロシアのプーチン大統領を侵攻停止に追い込むため、EUは西側同盟国とともにロシア中央銀行の資産凍結など一連の制裁を既に科している。
EUの上級外交官は匿名を条件に「われわれは制裁第5弾を検討しており、新たに多くの名前が挙がっている」と述べた。
EU各国は21日の外相理事会でこの件について議論する。24日にはバイデン米大統領がブリュッセル入りし、北大西洋条約機構(NATO)やEU、主要7カ国(G7)の首脳会議に出席する。
外交筋は、ロシアがウクライナで化学兵器を使用したり、キエフに激しい砲撃を加えたりした場合、エネルギー禁輸に踏み切る引き金になる可能性があると述べた。