[4日 ロイター] - ロシアの3月の石油・ガスコンデンセート生産量は日量1101万バレルと、前月の日量1106万バレルから減少した。インタファクス通信が4日、匿名筋の話として伝えた情報を基にロイターが算出した。
関係筋によると、エネルギー省の分析部門は2日に石油・ガス生産データを公表しなかった。公表が遅れたのは過去数年で初めて。
西側諸国はロシアのウクライナ侵攻を受けて対ロシア制裁を発動しており、輸出業者は一部の石油販売が困難な状況となっている。
関係筋によると、3月31日の石油生産は日量1060万バレルで、2021年9月以降で最低だった。
欧州の顧客がロシア産石油の取引に慎重になっており、アナリストは今月の生産を日量100万─150万バレル削減する必要が生じるのではないかと指摘している。