[ワルシャワ 5日 ロイター] - トラス英外相は5日、主要7カ国(G7)および北大西洋条約機構(NATO)加盟国に対し、ロシア船舶による入港を禁止し、ロシアからの石油およびガスの輸入を段階的に停止する計画に合意し、銀行および主要産業に対する制裁をさらに強化するよう要請した。
今週のNATOおよびG7の会合に先立ちポーランドで会見し、「7日にNATOおよびG7のパートナー国に対し、ロシア船舶の入港を禁じ、より多くのロシアの銀行を取り締まり、金などプーチン氏の軍資金を満たしている産業を攻め、ロシアの石油、石炭、ガスの輸入を排除する明確なタイムテーブルに合意して、英国とともに制裁を一段と強化することを要請する」と述べた。
英国はすでにロシア船籍の船舶やロシアが所有・運営している船舶などの入港を禁止している。
トラス外相は、これまでの制裁により3500億ドルのロシアの資金が凍結され、外貨準備の60%以上が使用できなくなったと指摘。「われわれの協調制裁はロシア経済をソ連時代に逆戻りさせている」と語った。