[7日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は7日のビデオ演説で、民主主義国家はロシア産原油を拒否すべきだと述べ、禁輸措置で迅速に合意できていないことがウクライナの人々の命を奪っていると訴えた。
ロシアの銀行が国際金融システムから完全に排除されることも、引き続き求めていくとした。
ロシアは原油輸出で多額の収入を得ているため、ウクライナとの和平交渉に真剣に取り組む必要性を感じていないとの認識を示した。
「民主主義世界」の一部の政治家は自国経済をリスクにさらすことを恐れ、ロシアの石油輸出による外貨取得をどのように制限するかを決めかねているとしながらも、ロシア産石油の禁輸措置は発動されると予想。「唯一の問題は、特定の政治家が決断に至るまでの間に、ロシア軍によってさらに何人のウクライナの男女が殺害されるかだ」と強調した。
米政府が6日発表した対ロシア追加制裁については、見事だったが十分ではないと述べた。