[ニューデリー 7日 ロイター] - インド外務省は7日、ロシアとの経済関係は拡大よりも「安定化」に力を入れており、欧米がロシアに経済制裁を科す中、ロシアと貿易決済の仕組みを確立しようと取り組んでいると表明した。
インドはロシアのウクライナ侵攻を非難しない立場を取ってきた。
同省のバグチ報道官は「ウクライナ情勢を受けた現在の状況を踏まえ、双方とも経済関係の安定維持を図るために取り組んでいる」と述べ、一定の経済活動を継続することがが国益にかなうと述べた。
インドの製油所はロシアのウクライナ侵攻前、運賃の高いロシア産原油をほとんど購入していなかったが、侵攻開始以降は割安になったロシア産原油を少なくとも1600万バレル発注しており、2021年通年の購入量に近い水準となっている。