[ニコシア 7日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は7日、キプロス議会でビデオ演説し、全てのロシア船舶に対する港湾閉鎖と、ロシア人にキプロス市民権を与えるゴールデンパスポート制度の終了を求めた。
大統領はロシア軍が行った残虐行為とする動画を上映。通訳を通じ、「キプロスの全港湾をロシアの全船舶に対して閉鎖してほしい。この決定は、欧州連合(EU)と連動して下されなければならない」と訴えた。
ロイターは動画の信憑性を確認できていない。
議員らは沈黙のまま上映を視聴したが、共産党に当たる労働人民進歩党(AKEL)の議員は欠席した。ロシアは民間人を標的にしているとの批判を否定している。
キプロスは2020年後半、ロシア人に一定額の投資と引き換えに市民権を与えてきたプログラムを終了している。