[シンガポール 13日 ロイター] - 中国税関総署が13日発表した3月の原油輸入は、前年同月比で14%減少し、4271万トン(日量1006万バレル)となった。独立系製油所が精製マージンの縮小を受けて購入を抑えたことに加え、国有の大型製油所は保守整備により稼働が低下した。
アナリストの推計によると、独立系製油所の稼働率は約50%に低下。前年同月は70%を超えていた。ウクライナ戦争が原因で原油価格が高騰し、精製マージンを圧迫したことが背景にある。
第1・四半期の原油輸入は1億2785万トン(同1040万バレル)で、前年同期から8%減少した。
3月の天然ガス輸入は798万5000トンとなり、ロイターのデータによると、2020年10月以来の低水準を記録した。