[ロンドン 13日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は13日、ロシア産原油について、制裁と購入見送りの影響が本格化するのは5月以降との見方を示した。
ただ、中国の新型コロナウイルス流行に伴う需要減少、石油輸出国機構(OPEC)プラスの増産、米国などIEA加盟国の戦略石油備蓄放出により、原油市場が急激に供給不足に陥ることはない見通しという。
IEAは月報で「(4月のロシア産原油の供給減少は)平均で日量150万バレルと想定している」とした上で「5月以降は、消費国主導の自主的なロシア産原油禁輸の影響が本格化し、日量300万バレル近くの供給が減る可能性がある」と述べた。