[14日 ロイター] - ロシアのエネルギー省は14日、石油・天然ガスの生産と輸出に関する統計へのアクセスを制限していると明らかにした。
エネルギー省は、ロシア市場とその参加者への追加圧力として利用される可能性があるため、情報配信を制限していると説明した。
関係者によると、エネルギー省傘下でデータ収集を行うCDU・TEKは2日付の月間データを公表していない。データ公表の遅延は数年ぶりという。
ロシアは「特殊作戦」と称し、ウクライナへの軍事侵攻を2月24日に開始して以降、欧米諸国から制裁措置を受けている。
エネルギー省は「エネルギー業界の統計は非常に操作されやすい状況にある。利用する取引先の事業に悪影響を与えかねない」としている。