[ロンドン 19日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要な産油国で構成する「OPECプラス」プラスの生産が3月は計画を日量145万バレル下回った。ロイターがOPECプラスの報告書を入手した。
制裁によりロシアの生産量が減少し始めたことが要因。ロシアの3月の生産量は計画に日量約30万バレル足りなかった。
減産の順守率は2月の132%から157%へ上昇した。これは新型コロナウイルスによる需要減に対処するために日量約1000万バレルの減産で合意した2020年5月以来の高水準。
OPECプラスは先月の会合で国際エネルギー機関(IEA)のデータの利用を中止し、ウッドマッケンジーとライスタッド・エナジーのリポートを補助的な情報源として活用することを決めた。今回のデータはこの変更が反映されている。