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ロシア・ロスネフチ、アジア向け原油販売で異例の入札=関係筋

発行済 2022-04-20 15:34
更新済 2022-04-20 15:37
© Reuters.  4月20日、ロシアの国営石油最大手ロスネフチが、サハリン産「ソコール」原油をアジア向けに販売するため、入札を募ったことが、貿易筋の話で明らかになった。写真は同社のロゴ。

[シンガポール 20日 ロイター] - ロシアの国営石油最大手ロスネフチが、サハリン産「ソコール」原油をアジア向けに販売するため、入札を募ったことが、貿易筋の話で20日、明らかになった。在庫が積み上がる中、販売を急ぐ姿勢を示唆した。

ロスネフチは5月7─10日、同月14─17日、5月27日─6月1日にそれぞれ70万バレルの積み出しを提示したという。

ロシアの石油会社は、精製業者や商社が西側諸国の対ロシア制裁に抵触することを恐れ、ロシア産原油の取引を控えているため、販売先の確保に苦戦している。

© Reuters.  4月20日、ロシアの国営石油最大手ロスネフチが、サハリン産「ソコール」原油をアジア向けに販売するため、入札を募ったことが、貿易筋の話で明らかになった。写真は同社のロゴ。ロシアのネフテユガンスクで2016年8月撮影(2022年 ロイター/Sergei Karpukhin)

ロスネフチは大半の原油について、トラフィギュラやビトルなど大手資源商社と長期契約を結んでいるため、入札を実施することはまれ。

また、アジアの製油所は5月積み原油の購入を先月に済ましており、今回は臨時的な販売となる。

関係筋の一人は、入札が4月21日に締め切られると明らかにした。

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