[ブリュッセル 20日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会は、ロシア産原油の輸入禁止に伴うコストを減らし、禁輸措置に消極的なドイツなど一部EU諸国が受け入れるよう説得するため、代替エネルギーの供給加速に向けて取り組んでいる。
EU関係筋がロイター通信に明らかにした。
欧州委は、ロシア産に代わり、他国から輸入する原油のコストに関する評価作業を進めており、迅速かつ手頃な価格で購入可能な原油取引を求めて産油国と協議している。
一方、ドイツをはじめとする一部EU諸国は禁輸措置に反対している。
ドイツ政府は、ロシア産原油の年内の輸入停止に向けて作業を進めているが、大規模な経済的混乱を避けるため、制裁措置の段階的なアプローチを求めている。
ドイツの使節団は4月6日の会合で、今後の制裁措置の一環として、ロシアから核燃料の輸入を禁止することを検討すると表明していた。