[25日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のドムブロフスキス上級副委員長(通商担当)は、対ロシア制裁第6弾としてロシア産石油に対する「スマートな制裁」措置を準備していると明らかにした。英紙タイムズが25日、伝えた。
ドムブロフスキス氏は、追加制裁はロシアに最大限の圧力を掛ける一方でEU側の経済的打撃を最小限にする必要があると説明。
第6弾制裁の内容についてまだ合意に至っていないものの、ロシア産石油輸入の段階的縮小、一定の上限価格を超える輸出への関税賦課が盛り込まれる可能性があると述べた。
EU内では、ポーランドやリトアニアなどがロシア産石油・ガスの禁輸を主張する一方、ドイツやハンガリーは即時禁輸に反対している。