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脱炭素に伴う欧州のグリーンメタル不足、再利用で解消へ=調査

発行済 2022-04-25 15:01
更新済 2022-04-25 15:10
© Reuters.  4月25日、欧州連合(EU)では脱炭素化に必要なリチウムやレアアースなど「グリーンメタル」の不足が深刻化すると予想されるが、2040年以降はリサイクルにより需給ギャップ

© Reuters.  4月25日、欧州連合(EU)では脱炭素化に必要なリチウムやレアアースなど「グリーンメタル」の不足が深刻化すると予想されるが、2040年以降はリサイクルにより需給ギャップを埋められる可能性が25日公表の調査で示された。写真は捨てられた電子部品。ウルグアイのモンテビデオで2019年3月撮影(2022年 ロイター/Andres Stapff)

[ロンドン 25日 ロイター] - 欧州連合(EU)では脱炭素化に必要なリチウムやレアアースなど「グリーンメタル」の不足が深刻化すると予想されるが、2040年以降はリサイクルにより需給ギャップを埋められる可能性が25日公表の調査で示された。

調査は欧州非鉄金属業協会がベルギーのルーベンカトリック大学に依頼して実施。それによると、EUでは50年までに電気自動車(EV)のバッテリーとモーターに使用されるリチウムが現在の35倍、レアアースが7─26倍必要になる。

40年ごろからはこれらの金属のリサイクル利用が不足を解消する見通し。また、欧州各国が今投資を拡大してボトルネックを解消すれば、50年までに欧州のクリーンエネルギー用金属需要の40─75%をリサイクルにより賄えるという。

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