[27日 ロイター] - ロイターが27日に入手したロシア経済省の文書によると、制裁の影響により2022年の石油生産が前年比最大17%減少する可能性がある。
減少幅は石油業界が投資不足に直面していた1990年代以来の大きさとなる見込み。
ロシアの石油生産量は3月に減り始め、4月中旬までに7.5%減少した。国際エネルギー機関(IEA)は制裁の影響が5月以降に本格的に表れると予想している。
文書によると、22年の生産量は4億3380万─4億7530万トン(日量868万─950万バレル)へ減少する可能性がある。これは2003年の4億2100万トンに次ぐ水準。21年は5億2400万トンだった。
今年は石油・ガスの輸出も減少する見込み。石油輸出は2億1330万─2億2830万トン(日量427万─457万バレル)と予想。昨年は2億3100万トンだった。