[ロンドン/ドバイ 28日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は5月5日に開く会合で、6月も現行の緩やかな増産を維持する見通しであることが28日、関係筋の話でわかった。
OPECプラスは昨年7月の合意に基づき、今年9月末まで産油量目標を毎月、日量43万2000バレルずつ引き上げる計画。5月もこの幅での増産を決定した。
ただ、OPECプラスの3月の産油量は計画を日量145万バレル下回り、今後も計画を達成できない公算が大きい。
西側諸国の制裁措置を受け、ロシアの2022年の産油量は最大17%減と、1990年代以降で最も大きく減少するとみられている。