[ロンドン 2日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)の4月の産油量は日量2858万バレルと前月からの増加は4万バレルにとどまり、加盟国と非加盟産油国で構成される「OPECプラス」で合意した増産幅に達しなかった。ロイターの調査で分かった。
サウジアラビアなど主要産油国が生産を増加させたものの、リビアやナイジェリアでの生産が減少した。
OPECプラスは5日に会合を開き、従来の合意に基づく増産幅を踏襲する見通し。OPECプラスは全体で4月に日量40万バレルの増産を決めており、そのうち約25万4000バレルをOPEC加盟10カ国がカバーすることになっている。
OPECの減産順守率は164%。3月は151%だった。