[国連 3日 ロイター] - 米国のトーマスグリーンフィールド国連大使は3日、弾道ミサイル発射を再開した北朝鮮に追加制裁を科すため、5月中に国連安全保障理事会で採決を行う意向を示した。
米国は4月、北朝鮮への制裁強化を国連安保理に働きかけ、たばこの禁輸や同国向け石油輸出の半減、ハッカー集団「ラザルス」のブラックリスト化を盛り込んだ。
ただ、ロシアと中国はすでに北朝鮮に対する制裁強化に反対することを示唆。安保理決議案が可決されるには米英仏中ロの常任理事5カ国が拒否権を発動することなく9カ国が賛成票を投じることが必要となる。
トーマスグリーンフィールド国連大使は、採決にかけるのかとの質問に対し「今月中に決議案を進めることがわれわれの計画だ」と答えた。