40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

イラン、監視カメラ27台撤去 核合意再建に致命的打撃も=IAEA

発行済 2022-06-09 19:57
更新済 2022-06-10 11:36
© Reuters.  国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は9日の理事会で、イランがIAEAの監視カメラ20台とその他の監視機器を停止する計画を書簡で伝えてきたと明らかにした。理事会

[ウィーン 9日 ロイター] - 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は9日、イランが2015年核合意に基づき設置されたIAEA監視装置ほぼ全ての撤去を開始したと明らかにし、核合意再建に「致命的打撃」となる恐れがあると懸念を示した。

IAEA理事会は8日、イランの未申告施設でウランの痕跡が検知された問題を巡り、米英仏独が提出した非難決議を賛成多数で採択。イランは決議が採択されれば報復すると警告していた。

グロッシ氏は記者会見で、イランがIAEAの監視カメラ27台などの機器を9日から撤去する計画を伝えてきたと明らかにした。これは2015年核合意の下で設置された追加監視機器の「ほぼ全て」に当たるという。

核合意以前から行われている中核的な監視活動の一環として、40台以上のカメラは引き続き稼働するとした。

グロッシ氏は、停止される監視活動の少なくとも一部を3─4週間以内に再開できなければ、イランの最も重要な核活動を把握できなくなり、核合意の再建に「致命的な打撃」になると述べた。

ある米当局者は匿名を条件に、3─4週間後でもイランは核合意再建を可能にするための追加情報を提供できると述べた。

「(今後)3─4週間が消滅寸前の状態にあるというわけではない」と述べた。ただ、イランがアクセスを拒否する期間が長ければ長いほどIAEAが求める透明性は高まると説明した。

一方、イランのライシ大統領は演説で、IAEA理事会の非難決議を受けても「われわれは一歩も引き下がらない」と述べた。

英仏独はイランの対応を非難し、IAEAへの全面的な協力を再開するとともに、核活動の加速をやめるよう要求。「こうした行為は状況を悪化させ、核合意の完全履行再開に向けた取り組みを複雑にするだけだ」と訴えた。

米国はこれとは別に声明を出し、イランに外交と緊張緩和を選択するよう促したが、非難は表明しなかった。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます