サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

宇宙飛行士の骨密度、帰還後回復しない例も 日米欧などで調査

発行済 2022-07-04 12:21
更新済 2022-07-04 12:28
© Reuters.  国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した宇宙飛行士17人の骨量に関する研究が行われ、宇宙空間における骨密度減少の影響やその対策などが学術誌「サイエンティフィック・リポー

[ワシントン 2日 ロイター] - 国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した宇宙飛行士17人の骨量に関する研究が行われ、宇宙空間における骨密度減少の影響やその対策などが学術誌「サイエンティフィック・リポーツ」で公表された。

カナダ・カルガリー大学で運動科学を専攻するリー・ガベル教授がまとめた研究に参加したのは男性14名、女性3名の宇宙飛行士で、平均年齢は47歳。宇宙でのミッション期間は4─7カ月で、平均では約5カ月半だった。

© Reuters.  国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した宇宙飛行士17人の骨量に関する研究が行われ、宇宙空間における骨密度減少の影響やその対策などが学術誌「サイエンティフィック・リポーツ」で公表された。写真は2018年10月に撮影されたISS。提供写真(2022年 ロイター/NASA/Roscosmos)

飛行士らは地球に帰還して1年後、脛骨(膝と足首の間)の骨密度が平均2.1%減少し、骨強度も1.3%減少。9人は帰還後に骨密度が回復しなかった。

研究対象となった宇宙飛行士の国籍は明らかにされていないが、米国、カナダ、欧州、日本の宇宙飛行士で、過去7年の間にISSに滞在した。

研究では、ミッションが長くなると骨の損失が多くなり、その後に回復する可能性も低くなることが示された。筋肉や骨の減少を防ぐにはISSでの運動が重要であることも分かり、脚部などを鍛えるトレーニングを多く行った飛行士は骨を回復させる可能性が高いことも分かったという。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます