サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

ユーロ週間見通し:下げ渋りか、ドル高・円安継続の影響を受ける可能性も

発行済 2022-07-09 14:29
更新済 2022-07-09 14:45
© Reuters.
■軟調推移、ユーロ圏内の景気後退懸念高まる

今週のユーロ・ドルは軟調推移。
1.0463ドルから1.0072ドルまで下落した。
ドイツの5月貿易収支が輸出減により1991年以来の赤字に転落したこと、天然ガス価格が急騰したことを受けてユーロ圏内の景気後退懸念が強まり、欧州中央銀行(ECB)が想定されたペースでの利上げは困難との見方からユーロ売り・米ドル買いが活発となった。
取引レンジ:1.0072ドル-1.0463ドル。


■下げ渋りか、利益確定を狙ったユーロ買いが増える可能性

来週のユーロ・ドルは下げ渋りか。
欧州中央銀行(ECB)は7月と9月の利上げ方針を変更していないが、域内経済の減速懸念でユーロ売り・米ドル買いは継続しそうだ。
エネルギー不安も引き続きユーロ売りの支援材料になるとみられる。
ただ、1ユーロ=1.01ドル以下ではパリティが意識され、利益確定を狙ったユーロ買いが増える可能性は残されている。


予想レンジ:1.0080ドル−1.0280ドル

■軟調推移、ECBの利上げペース減速の思惑強まる

今週のユーロ・円は軟調推移。
一時136円87銭まで下落した。
日欧の金利差拡大観測や、中国民間発表の6月サービス業PMIの大幅改善を好感して、ユーロ買い・円売りが先行したが、ユーロ圏経済の減速懸念から欧州中央銀行(ECB)の利上げペースは緩やかになるとの観測が広がり、リスク回避的なユーロ売り・円買いが強まった。
米長期金利の上昇も嫌気されたようだ。
取引レンジ:136円87銭−142円37銭。


■下げ渋りか、ドル高・円安継続の影響を受ける可能性も

来週のユーロ・円は下げ渋りか。
ユーロ圏経済の先行き不透明感から、欧州中央銀(ECB)は金融引き締め方針を見極める展開となり、ユーロは積極的に買いづらい。
また、エネルギー供給が不安視され、ユーロ売りを支援しよう。
ただ、日米金利差を背景にドル・円は下げづらく、ユーロ売り・円買いが一段と拡大する可能性は低いとみられる。


○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・13日:5月鉱工業生産数(4月:前月比+0.4%)

予想レンジ:137円00銭−140円00銭


最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます