[パリ 25日 ロイター] - フランスの高級ファッションブランド「レオナール」は25日、アジアでの長年の提携先である三共生興に身売りすると発表した。売却額は明らかにしていない。
レオナールは1958年創業。今回の身売りは、レオナールの同族所有の終わりを意味するほか、仏LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)やケリングといった世界的な大手グループが独占する動きが速く極めて競争の厳しい業界において、欧州の小規模・独立系のブランドが存在感を保つ上で困難に直面していることを象徴している。
声明によると、韓国での存在感を生かし、日本や台湾などアジアでの販売拡大を目指すという。
レオナールは三共生興とは50年間提携している。
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