1327GMT 24日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
27日終値 前営業日終値
株 FT100 4586.13(+9.52) 4576.61
クセトラDAX 5251.55(+22.19) 5229.36
金 現物午後値決め 955.00 951.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.120 (+0.000) 0.390(0.401)
独連邦債2年物 1.379(1.345)
独連邦債10年物(9月限) 120.23 (‐0.10) 3.486(3.490)
独連邦債30年物 4.239(4.229)
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<為替> ドルが下落。主要通貨に対し7週間超ぶり安値をつけた。好調な米企業決算
や経済指標を受けて世界経済をめぐる楽観的な見方が強まっている。リスク許容度の高ま
りを受けて株式が堅調となり、安全資産としてのドルの魅力が低下している。
<株式> ロンドン株式市場は11営業日続伸。続伸期間は過去最長となった。エネル
ギー・鉱山株が買われ相場を押し上げる一方、さえない企業決算を受けた米株安に圧迫さ
れ上値は限られた。
FT100種指数は1月5日以来の高値で引けた。11営業日での続伸は2003年1
2月下旬から04年1月初旬にかけての過去最長記録に並ぶ。
ただ、出来高は過去90営業日の平均の73%にとどまり精彩を欠いた。
米株式市場は軟調に推移。6月の米新築1戸建て住宅販売が予想を上回り住宅市場の安
定化が示唆される一方、米医療保険エトナ
また利益確定の売りが出た。
ハーグリーブズ・ランズダウンの英株式部門代表のリチャード・ハンター氏は「日が進
むにつれて動きが出てくるだろう」と指摘。「28日には数社の、特に30日にはかなり
の数の英企業の決算発表が予定されており、米企業に見られるようなこれまでの前向きな
決算シーズンに英企業が貢献する番だ」と述べた。
28日はBP
ールスロイス
エネルギー株が相場を押し上げた。BP、ロイヤル・ダッチ・シェル
オイル
堅調な金属価格を背景に鉱山株も上昇。アントファガスタ
カン
C)
プラチナ生産ロンミン
資判断を「セル」から「ニュートラル」に引き上げた。
銀行株はおおむね軟調。HSBC
%それぞれ下落した。
一方、ロイズ・バンキング・グループ
デュース」から「バイ」に引き上げた。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RB
S)
ディフェンシブ銘柄に売りが出た。SABミラー
判断を「ニュートラル」から「セル」に引き下げた。ディアジオ
した。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ
飲料缶メーカーのレクサム
取引が改善していないとしたほか、株主割当増資を検討していることを明らかにした。
欧州株式市場は反発し8カ月超ぶり高値で引けた。予想を上回る米新築住宅販売から景
気回復が示唆されたほか、現在の決算シーズンについて、引き続きおおむね前向きな内容
になるとの見方が広がった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.19ポイント(0.46%)高
の911.58。前年11月10日以来の高値で引けた。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は18.65ポイント(0.72%)高
の2601.41。
米原油先物
株が買われた。BP
ている。ENI
この日発表された6月の米新築1戸建て住宅販売は総販売戸数が前月比11%増の年率
38万4000戸と予想を上回って増加する一方、在庫が28万1000戸と1998年
2月以来の水準に減少した。
銀行株では、28日に決算を発表するドイツ銀行
スイスの資産運用部門バイス・プレジデントのボブ・パーカー氏はドイツ銀行の決算につ
いて、評価損の減少やマーケットシェアの拡大が寄与するとの見方を示し、ポジティブ・
サプライズになるだろうとの見方を示した。
サンタンデール
9%高。
ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)
ツ版フィナンシャル・タイムズ(FT、電子版)が関係筋の話として報じたところによる
と、同社は、独高級車メーカーのポルシェ
0億ユーロ(57億ドル)の資本増強を検討している。VWの広報担当者は報道について
発言を控えている。
ポルシェは11.4%下落した。VWとの統合をめぐる不透明性や高水準の債務が、引
き続き同社株価を圧迫している。
<ユーロ圏債券> 小幅下落。ただ、一部企業が示した見通しが失望され、最近の企業
業績をめぐる楽観的な見方が後退したことから、相場はこの日の下げ分の大半を取り戻し
た。
米ハネウェル
の下方修正を受け、株式市場は下げに転じた。
米指標では、6月の米新築1戸建て住宅の総販売戸数は前月比11%増の年率
38万4000戸と、予想を上回って増加し、2000年12月以来の大幅な伸びとなっ
たが、相場は反応薄だった。
今週は、約160億ユーロ(227億2000万ドル)規模の入札が予定されている半
面、償還やクーポン利払いに伴う資金流入は400億ユーロとなっている。
独連邦債先物9月限
値となる119.92をつけた。
1525GMT時点で、独連邦債10年物
3.482%。一時、5週間ぶりの水準となる3.522%に上昇した。
同2年物
2・10年物の利回り格差は4bp縮小し、211bp。
ウニクレディトのストラテジスト、コーネリアス・パープス氏は「夏枯れ相場の一端の
表れのようだ。小さな動きが相場を動かしかねない。ファンダメンタルズ主導による動き
ではない」と指摘した。
株式市場が下げに転じたことに伴い、大半のユーロ圏債券の独連邦債に対する利回りス
プレッドが拡大。10年物のイタリア債と独連邦債の利回り格差は一時83bpまで縮小
していたが、その後は88bpとなった。
[東京 28日 ロイター]