[ブダペスト 10日 ロイター] - ロシア産原油をウクライナ経由でハンガリーなどの中欧諸国に輸送する「ドルジバ・パイプライン」の南側ルートが10日、再開した。同ルートは6日間にわたり停止されていたが、ハンガリーの石油・ガス企業MOLがウクライナに輸送費を支払ったことで再開された。
MOLによると、ドルジバ・パイプラインの南側ルートを通した供給は再開され、スロバキアがすでに供給を受けたほか、近くハンガリー向けも再開される。
ロシアの国営石油パイプライン運営会社、トランスネフチは9日、西側諸国の制裁措置によりロシアがウクライナに通過料を支払えないため、一部中欧諸国への供給が8月4日から停止されていると明らかにしていた。