[ロサンゼルス 17日 ロイター] - 米国の主要港であるロサンゼルス港のトップ、ジーン・セロカ港湾局長は17日、新型コロナウイルス流行を経て盛り上がっていた消費支出が落ち着き、小売業者が注文を取り消しているとして、8月の同港の輸入は過去最高水準から軟化し始めると予想した。
同港と隣接するロングビーチ港は、米国の海上貿易のゲートウェイとして中国からの輸入品を最も多く扱っており、その予測は経済のバロメーターと見なされている。
セロカ氏はメディアとの電話会見で「中国の工場受注が減速していると報告されたばかりで、米国の小売業者の中には、在庫が増加していると言い続けているところもある」と述べた。