[ワシントン 17日 ロイター] - 米連邦高等裁判所は17日、バイデン政権による連邦政府保有地・海域の石油・ガス開発向け新規リース契約停止に対する下級審の差し止め命令を無効とし、審理を差し戻した。
バイデン大統領は2021年1月に気候変動対策の一環として連邦政府が所有する土地・海域にある石油・ガス鉱区のリース権入札を停止。ルイジアナ州など複数の州がこの措置によって損害を被るとして政権を提訴し、ルイジアナ州連邦地裁が差し止めを命じていた。
高裁は地裁の命令とその付随文書は「特異性に欠く」もので、差し止め対象となった内務省の措置は、まだ最終決定されていなかったとの判断を示した。