[ロンドン 22日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の7月生産量が日量で目標に対し289万2000バレル未達だった。消息筋2人が語った。6月の目標未達分の284万バレルより広がった。
一部構成国への経済制裁のほか、生産への投資低調が影響。構成国でいくらかの供給余力があるとみられているのはサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)のみという状況になっている。
OPECプラスは7月と8月の増産幅をそれぞれ日量64万8000バレルに小幅拡大することに合意。9月については、米国など主要消費国からの圧力を受けてさらに10万バレル増産することを決めている。