[ヒューストン 23日 ロイター] - 米テキサス州で液化天然ガス(LNG)プラントを運営するフリーポートLNGは23日、火災事故が起きた同プラントについて、11月終盤までに生産量を85%に戻し、来年3月にはフル稼働状態にすることを目指すと発表した。
米国第2位の規模を持つこのプラントは6月に爆発と火災が発生して操業が止まり、世界的な天然ガス価格高騰に拍車をかける要因となった。
フリーポートLNGによると、10月に予定していた生産開始時期は11月初めにずれ込む可能性がある。当初の生産には、施設にある利用可能な2番目の積み込みドックを使うが、フル生産のためには2つの積み込みドックをともに稼働させなければならないという。
同プラントは最大で日量21億立方フィートの天然ガスの液化処理が可能で、フル稼働すれば年間1500万トンのLNGを輸出できる。
フリーポートLNGは3週間前、米当局との間で部分的な操業再開に向けて火災事故に関する是正措置を講じることを盛り込んだ合意書を取り交わしている。